【コラム】「トランプショック」の株価変動にどう向き合うべきか?
更新日 2025/04/11
2025年春、世界の金融市場は「トランプショック」とも呼ばれる急激な株価変動に直面しています。
投資信託や変額保険、NISAなど、資産運用をされている多くの方から「このままで大丈夫なのか?」「保険を解約して現金化すべきか?」といったご相談を数多くいただいております。
こうした相場の変動時には、冷静さを保つことが何より大切です。
このコラムでは、現在のような不安定な市場において「やるべきこと」と「やってはいけないこと」、そして保険の本来の役割について改めて解説いたします。
■ 今やるべきこと:まずは「現状把握」と「情報整理」
市場が大きく動くと、感情が先走って判断を誤ってしまうことがあります。
まず最初にやるべきことは、以下のような落ち着いた行動です。
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保有している資産の内容を確認する どの投資商品に、どの程度の金額を投じているのか?どのくらいの期間を見据えて運用しているのか?あらためて見直してみましょう。
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商品ごとのリスクと目的を整理する たとえば変額保険は「保険」であると同時に「長期的な資産形成」のための商品です。短期の値動きに一喜一憂するよりも、長期的な視点で見ることが重要です。
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信頼できる担当者や専門家に相談する 一人で判断せず、保険代理店の担当者やファイナンシャルプランナーに状況を伝え、アドバイスをもらいましょう。不安を抱えたまま解約してしまうのは、後々後悔につながることもあります。
■ やってはいけないこと:焦って「解約」や「売却」を決断すること
株価が下がったからといって、すぐに保険や投資を手放してしまうのは、長期的に見て非常にもったいない判断です。
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解約によって元本割れが発生する可能性 特に運用型保険(変額保険や外貨建て保険など)は、解約タイミングによっては元本を大きく下回る可能性もあります。含み損が出ていても、それは「確定した損失」ではありません。解約によってその損失が確定してしまうのです。
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保障まで失ってしまうリスク 保険は「資産形成」だけでなく「万が一の保障」も兼ねています。保険を解約することで、万一のときの備えも同時に失うことになりかねません。これはご家族やご自身の将来にとって、大きなリスクとなります。
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感情に流されて判断すること 不安なニュースが続くと、つい周囲の声に流されがちですが、ご自身の目的やライフプランに合った判断をすることが大切です。
■ 今こそ“保険の本質的価値”を見直すタイミング
保険とは「いざというときの安心を得る」ためのものです。
資産運用型の保険も、主な目的は「長期的な視野での資産形成と保障の両立」です。
市場が不安定なときこそ、保険の本質的な役割が際立ちます。
保障を維持しながら、将来のために着実に資産形成できる保険商品は、感情に左右されずに“時間を味方につける”ことができる貴重なツールです。
■ まとめ:一時的な不安よりも、長期的な安心を優先しましょう
「トランプショック」と呼ばれる今回の株価変動は、確かに大きなインパクトを市場に与えています。
しかし、過去の歴史を振り返れば、相場は必ず回復の兆しを見せてきました。
焦って判断するのではなく、長期的な目線で“保険の役割”を今一度考えてみましょう。
不安を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちは、保険のプロとして、あなたの未来に安心を届けるお手伝いをいたします。