更新日 2024/05/06
円安から一転、急激な円高に進んでいます。
ここ数日、円の相場が乱高下しており、毎日のように報道されています。
「為替介入か?」と噂されていますが、日銀はノーコメントとしています。
そもそも為替介入とはなんでしょうか?どんな時に行うのか?どんな効果があるのか?
この記事では、為替介入の仕組みや効果、狙いについて解説していきます。
日本銀行が、為替相場に影響を与えるために外国為替市場で通貨の売買を行うことで、正式名称は「外国為替平衡操作」といいます。
今回は日銀が持つドルを売って円を買ったと思われます。
為替介入の目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることです。
円安のおかげで、自動車などの輸出産業は大きな利益を出しています。
一方で、日本は食料や資源の多くを輸入に頼っています。
円安が進むと輸入品の価格が上がってしまい、国内で商品の価格高騰を招く恐れがあります。
為替の動きが急激だと、企業は対応ができず莫大な損失を被る可能性があります。
こういったことを避けるため、政府主導で為替の動きを調整するのが為替介入の主な目的です。
政府・日銀は2022年にも3度の為替介入をしましたが、効果は一時的なもので、その後も円安は進み続けています。
為替介入には外貨の準備も必要ですし、相手国への理解も必要なので、無制限に行えるわけではありません。
なぜ円安になったのかは、新型コロナウイルスのパンデミックとウクライナ侵攻が引き金となっています。
今起きている円安は、日本と米国の金利差が原因です。
アメリカの物価上昇が収まり金利を引き下げる方向に動くか、日本の金利をさらに上げて差を縮めない限り、円安ドル高の傾向は続くと思われます。
アメリカのFRB(日本でいう日銀)の発言を注意深く見ましょう。
ドル建て保険を契約中の方は、毎月の保険料が以前より高くなり負担が増えていると思います。
画像は平成元年から令和6年までの為替の変動グラフです。
平成初期は今と同じ程度の水準でした。
そしてこの先、円安になるか円高になるかは誰にも分かりません。
そのリスクを減らすことができるのが、毎月コツコツと積み立てる方法です。
1度に大量のドルを購入してしまうと、急激な変化が起きたときギャンブル性が高くなってしまいます。
長期間に渡り、小さい額を積み立てることで平均を取ることができ、急激な変動のリスクを分散することができます。
もともとドルは日本円よりも金利が高いので、資産運用の一つとして広く使われています。
ドルの特性をよく知り、ちょうどいい金額で上手く運用できれば、教育資金や老後資金の積み立てとして良い選択肢となります。
また、1度に大量のドルを購入するのが絶対に悪いわけではありません。
一時払のドル建て保険や定期預金などは、金利がとても優遇されており、多少の為替変動は吸収できるほどの良い時期となっています。
資産運用でドルをうまく使ってみたい方、興味のある方はぜひみんなの保険屋さんのファイナンシャルプランナーにご相談ください。
ご相談はLINEか、公式予約フォームからご予約下さい。
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