「台風による被害で保険金が出るor出ないケース」
更新日 2024/09/07
近年、日常生活をゆるがすほどの台風被害が全国各地で相次いでいます。
建物や家財、車が台風による被害を受けたときは、保険でその損害をカバーできます。ただ、台風被害と一口に言っても、集中豪雨による洪水、暴風、落雷など、被害の種類は様々です。台風の何が原因で損害を受けたかで適用される補償が変わるため、それを踏まえ適切な補償を選択しましょう。
台風被害は大きく「水による被害」「風による被害」「雷による被害」の3つに分かれます。そのいずれかで、適用される補償が変わります。
- 豪雨が原因の洪水、土砂崩れによる被害→「水災」として補償
- 強風・暴風が原因の風による被害→「風災」として補償
- 落雷による被害→「落雷」として補償
「水災」で補償されるケースと補償されないケース
- 台風の影響で川が氾濫し、床上浸水
- 豪雨で裏山が崩れ土砂災害が発生し、家が傾いた
- 台風による高潮で浸水被害
- 河川の流域内の積雪が大量に融け洪水となり、床上浸水
台風による豪雨など「水」が原因で起きた損害は水災として補償されます。
「水」に関連する損害であっても、次のようなケースでは水災補償を受けられません。
- 窓を開けたまま外出、その後の豪雨で室内が水浸し
- 台風による豪雨などが原因ではない落石による損害
- 津波による浸水被害
「風災」で補償されるケースと補償されないケース
・強風により物が飛んできて、家屋の窓ガラスが割れた
・強風によりカーポートの屋根が飛んでなくなってしまった
- 強風で物が飛んできて、家の窓ガラスが割れた
- 強風でカーポートの屋根が飛んでなくなってた
台風の被害でも、水ではなく風によって損害を被った場合には風災が適用されます。
次のようなケースでは、風災補償を受けられません。
- 構造上もとからあった建物の隙間からの吹込み損害
- 暴風等が原因ではない物の飛来や落下・衝突等による損害
「落雷」で補償されるケースと補償されないケース
- 家に落雷し、屋根や壁が損壊
- 物置や給湯器、エアコンなどの建物の付属設備が落雷で損壊
- 自宅に落雷し、火災になった
次のようなケースでは、落雷補償を受けられません。
- 落雷によってパソコンが壊れ、データが消失した
この場合、パソコン自体の修理費用は補償対象となりますが、データ、ソフトウェアまたはプログラム等の無体物は補償の対象外です。
「自動車保険」で補償されるケース
台風や豪雨によって車が損傷した場合、修理にかかった費用などについて車両保険から保険金が支払われます。
- 強風により近くの店の看板や家の屋根瓦が飛んできて車に損害
- ガード下の冠水で車が水没
- 駐車場ごと車が水没
- 豪雨による土砂崩れに車が巻き込まれた
- 強風で駐車場の木が倒れてきて車に損害
- 強風にあおられて車が横転
被害実例
- 雨樋（どい）、樋（とい）受け金具
- 交換作業費
【お支払いした保険金】
損害保険 ¥175,000
合計 ¥227,500
- 自己負担額（免責金額）：なし
- 「臨時費用」は、特約内容により金額は異なります。
2024年10月に火災保険の参考純率が平均13％と過去最大の引き上げとなります。
保険は加入しているから大丈夫ではなく、いざという時対象になるのか確認が大事です。
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イオン福島店 渡邊
